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冷蔵庫の上に置きやすい、800Wで80分使える家庭用蓄電池

2014年8月19日

日立マクセルは2014年8月、家庭用蓄電池「エナジース テーション タイプC」(容量1.4kWh)の受注を開始。小さいながらも、UPS機能を備え、太陽光発電システムなどと連携できる。

集合住宅や既築住宅、寒冷地には家庭用の大容量蓄電池を設置しにくく、屋外に設置スペースが用意できない場合が多い。蓄電池自体を小型軽量化して、冷蔵庫の上などに設置できないか。これが日立マクセルの発想となった。

同社が2014年8月18日に受注を開始した「エナジーステーション タイプC」(図1)の寸法は、幅650mm、高さ130mm、奥行き380mmであり、一般的な冷蔵庫の上に設置しやすく「家電と通信が可能なECHONET Liteに対応したリチウムイオン蓄電池では世界最小・最軽量」だと主張する。冷蔵庫の上に直接設置せず、冷蔵庫の上部空間を利用できる棚も用意している(図2)。

最大800Wの電力を1時間20分供給することができ、停電を自動検知して蓄電池出力に切り替える機能を備えている。切り替えに必要な時間も短かく0.01秒以下だ。無停電電源装置(UPS)として利用できる。

図1 家庭用リチウムイオン蓄電池「エナジーステーション タイプC」容量1.4kWh (日立マクセル)

図2 棚を利用して設置したイメージ (日立マクセル)

■太陽光発電とも連携できる
エナジーステーション タイプCは切替盤を経由して分電盤と接続することで利用でき、図3では太陽光発電システムが備わっていない場合や、蓄電池に充電しない場合の使い方となっている。通常時は系統電力から分電盤と切替盤を経由して蓄電池に電気が流れていき(紫色)、蓄電池から機器へ電気を供給する(赤)。停電時は赤で示した流れだけになる。

図3 蓄電池と宅内配線の接続例。通常時(左)と停電時の様子を示した (日立マクセル)

太陽光発電システムと連携した場合は図4のようになる。通常時は太陽電池から来た電気も使って充電し、蓄電池から家電に送る。停電時は太陽電池から直接蓄電池を充電し、夜間でも家電が使えるようになる。

図4 太陽光発電システムと連携した使い方 (日立マクセル)


■コントローラー
エナジーステーション タイプCは「ESコントローラー」と組み合わせて使用する。ESコントローラーは白いブロック状の本体と7型のタッチパネル機能付きモニターからなっており、「本体は交流電流センサー(CTセンサー)を備えており、配電盤にセンサーを接続して使う」(日立マクセル)。図3や図4では緑色の破線で示されていた部分。 センサーから得た情報はモニターに表示され(図5)見える化に対応している。電力消費や、売買電の記録、蓄電池の充放電情報をグラフ表示可能。
ESコントローラーのもう1つの機能は蓄電池の運転モードを設定すること(図5)。蓄電池に対してHEMSとしても機能している。夜間電力だけを充電するといった指定が可能であり、電気料金のメニューや電気を使用するパターンと組み合わせて電気料金削減に役立てることが可能。

図5 ECコントローラーの操作 (日立マクセル)


■保守サービス
家庭用蓄電池は容量が大きく、長期間利用する製品のため有償の「見守りサービス」もある。メニューは3種類あり、システムをモニターして異常対応を行う「モニタリングサービス」。システムに不具合があったときに故障内容を解析して連絡する「故障解析サービス」。年2回リモート点検プログラムを起動してシステムを検査する「自動点検サービス」がある。

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