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芋を空中栽培 太陽光発電も 福島・仮設に贈呈 近畿大

2014年9月25日

近畿大学(大阪府東大阪市)は21日、福島県川俣町の山木屋仮設住宅にソーラーパネルを備えたサツマイモの空中栽培設備「ソーラーシェアシステム」を2台 贈った。収量は従来の畑での栽培の4倍となる上、発電し売電することができ、住民は避難指示解除後の山木屋地区の新たな農業の形として期待している。

1台当たり25平方メートル(縦横5メートル)で、高さは2メートル。3段の三角棚3列で構成する。土のう袋などに土を入れ棚に並べて栽培するので、か がんでの作業がなくなり、高齢者への体への負担が少ない。1袋(15リットル)で500グラムのサツマイモを収穫することができる。1台当たり500袋を 置くことができ、最大250キロ収穫が可能だ。

サツマイモ空中栽培法を開発した同大学生物工学科の鈴木高広教授が「畑だと25平方メートル当たり収量は6キロ程度。空中栽培では約4倍の収穫量になる」と話すと、集まった住民からは驚きの声が上がった。

棚と棚の間の通路上にソーラーパネルが設置され、1台で毎時最大1.5キロワット発電することができる。近畿大学によると売電で10~15年で同システムの導入コストを回収できるという。鈴木教授は「下で農業収入、上で電気収入を得てほしい」と話す。

避難する前まで山木屋地区で米1.2ヘクタール、葉タバコ50アールを栽培していた同地区自治会の廣野太会長は「農業情勢は厳しいが、売電収入など新しい農業に取り組みたい」と期待する。

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