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太陽電池の国内出荷量が2位に回復、住宅向けは停滞

2014年12月4日

太陽光発電協会(JPEA)は2014年11月、44社を対象とした日本における太陽電池セルと同モジュールの総出荷量(いずれもkWベース)などを発表した。調査対象期間は2014年度第2四半期(2014年7月~9月)である。
太陽電池モジュールの総出荷量は256万6538kW(約2.6GW)であり、これは前年同四半期の1.21倍に相当する(図1)。前期比では1.28倍だ。第1四半期は大きく落ち込んだものの、第2四半期で回復した形である。

図1 太陽電池モジュールの出荷量(2012~2014年度、四半期別の値、kW) 出典:JPEAの調査結果

2014年9月末に5つの電力会社が相次いで系統接続検討結果への回答を保留すると発表しているため、今回の統計はその直前の状況を表していることになる。
JPEAは2014年10月分から、単月分の統計値の公表も始めた。日本における太陽電池モジュールの総出荷量である。結果は64万4018kW。こちらは保留発表の後の数字だ。第2四半期の25.1%にとどまったことになる。これまでのJPEAの発表によれば、第3四半期が第2四半 期と比較して大きく落ち込むことはないため、保留の影響が考えられる。
なお、JPEAは単月ごとの統計値公表を開始した理由を2つ挙げている。まず、太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が住宅用太陽光発電補助金の申し込み数を3カ月に1度公表しているものの、2014年度末で同補助金が終了すること(統計値の発表も終了)。次に、経済産業省が公開する毎月の導入量は発表まで約3カ月の遅れがあることだ。

住宅向けにてこ入れが必要か

JPEAは太陽電池モジュールの出荷量を用途別に集計している。図2では住宅用(空色)、発電事業用(オレンジ色)、一般事業用(黄色)の推移を示した。
これを見ると、発電事業用や一般事業用は大きく回復しているものの、住宅用が低迷している。全出荷量に占める比率は2012年第1四半期からほぼ 一貫して下がり続けており、今回とうとう22%に至った。60万kWを超えたのは2013年第4四半期だけであり、今回は52万8604kWである。
また、今後、JPEAでは従来、四半期ごとの太陽電池出荷統計を公表していたが、新たな出荷統計として、「太陽電池モジュールの月次出荷速報」を実施すると発表している。

記事元: JPEA

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