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アルプス計器と県技術センター、
太陽光を利用した高効率充電システム開発 長野

2015年2月17日


充電装置など製造のアルプス計器(長野市)と県工業技術総合センター環境・情報技術部門(松本市)は13日、太陽光発電を利用した高効率の充電システムを開発したと発表した。地震などの自然災害が多発する中で、避難所などにある既設の太陽光パネルを利用して複数台の充電池に短時間で電気を蓄えることができるのが大きな利点。同様のシステムはこれまでになく、災害時の安心・安全の確保に威力を発揮しそうだ。

太陽光で発電した電気は、気象条件によって電圧の変動が大きく、いかに効率的に電気を蓄えるかが課題。開発したシステムは、新しい充電制御の技術を組み込むことにより、充電効率を 30%引き上げることに成功。従来の3分の2の時間でフル充電を可能にした。また、同時に4台までの移動式蓄電池を充電することも可能となった。

  開発に着手したのは平成24年度。同社が持つ充電器の製造技術と同センターが有する充放電試験評価技術を融合させて開発した。この過程では、蓄電池の劣化 を抑制し長寿命化する研究を通じて、充電の効率化という効果も生まれた。同社の宮崎重利開発本部長は「低コストで広く普及できるように、既存の技術をできるだけ活用した。また、センターが持つ試験装置を活用することで、大企業に対抗できる技術的な蓄積もできた」と話す。

 平成28年度中の製 品化を目指しており、特に想定されるのは災害時に多くの住民を収容する避難所での利用。自然エネルギーが注目されて公共施設への太陽光パネルの設置が進む中、どのタイプの太陽光パネルにも接続が可能なことから、既存施設を生かしたまま設置できる。子機にあたる蓄電池は1台当たり、LED照明の場合は3日間 程度の使用ができる。

宮崎開発本部長は「ライフラインが寸断された中で被災者に安心、安全を提供できる。4台まで1度に充電できることから、利用の幅も広がると思う」としている。

記事元: 産経ニュース

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