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太陽光発電の設置意向 費用の不安などで減少傾向
一方、会津若松では設置者の72%が「満足」と回答

2015年6月5日

 マイボイスコム株式会社は5月19日、「太陽光発電に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は4月1日~6日にかけて実施され、1万1,666名から回答を得た。今回の調査は3回目となる。

 まず、太陽光発電システムの設置状況を調べたところ、設置率は7.3%だった。内訳は「自ら検討して設置した」が5.9%、「太陽光発電システム が設置されている物件を望んで入居した」「入居した物件にたまたま太陽光発電システムが設置されていた」がそれぞれ0.7%だった。過去の設置率をみる と、2012年4月が4.2%、2006年12月が2.8%だった。

 次いで、これから太陽光発電システムを設置する意向がどの程度あるのかを調べた。すると、太陽光発電システムを取り付ける条件が整っている場合の 設置意向は、「設置したい」の11.7%と「どちらかといえば設置したい」の19.8%を合わせて31.5%となり、2012年4月の49.1%(「設置 したい」が16.4% 「どちらかといえば設置したい」が32.7%)より大きく減少した。

 また、設置する意向のない人は、「設置したくない」の26.9%と「どちらかといえば設置したくない」の10.7%とあわせて37.6%に達し、 2014年4月の19.3%(「設置したくない」が11.9% 「どちらかといえば設置したくない」が7.4%)より大幅に増えた。

 回答者のコメントとして、太陽光発電システムの設置には「費用がかかる」「初期投資を回収できるか不安」など、費用に関する不満や不安の声が多く寄せられていた。こうしたことが、太陽光発電システムの設置意向者が減少する要因となっているようだ。

 一方で、福島県会津若松市が3月に発表した調査結果によると、すでに太陽光発電システムを設置しているユーザーの多くが満足しているという。

 発表によると、平成22年度~平成24年度に会津若松市住宅用太陽光発電システム設置補助金の交付を受けた方169名を対象に調査を実施したとこ ろ(回答期間は10月22日~11月12日にかけて 有効回答数は84件)72%の人が「満足している」(「とても満足」が32% 「やや満足」が 40%)と回答した。「どちらともいえない」は17%、「不満」は8%だった。

 会津若松市は、冬になるとパネルが雪に覆われるため発電量が下がる。それでも、年間を通すと一定以上の発電量が確保されていることから、電気代の節約や売電収入等による経済的な面で満足している傾向にあると、同市では分析している。

 太陽光発電システムの設置には、まとまった初期費用が必要になることから不安も多い。太陽光発電システムをさらに普及させるためには、国や自治体による補助のほか、設置した場合のメリットをより多くの人に伝える必要がありそうだ。

記事元: MONEY zine

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