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太陽光と水性ハイブリッド蓄電池を統合制御、ドイツSMAが米社と提携

2015年7月2日

蓄電池の充電状況などをPCSとの通信によって把握(出所:SMAソーラーテクノロジー)


 ドイツのパワーコンディショナー(PCS)メーカーのSMAソーラーテクノロジーは6月8日、米国の蓄電池メーカーであるAquion Energy社の水性ハイブリッドイオンによる蓄電池をサポートすると発表した。

 Aquion Energy社の蓄電池と、SMAのパワーコンディショナー(PCS)を最適化し、太陽光発電と統合されたシステムとして、容易に導入できるようにした。

 太陽光発電による電力を、最大限に自家消費できるようになり、電力網に連系する場合でも、電力網に連系しないオフグリッドでも、太陽光発電電力と蓄電池を無駄なく活用でき、システム効率が向上するとしている。

 両社はすでに検証を終えており、蓄電池監視システムにPCSを組み込み、蓄電池の充電状況や正常に稼働しているかどうかなどを、SMAのPCSとの通信によって把握できるようにした。

 SMAによると、太陽光発電などの再生可能エネルギー発電と組み合わせるエネルギー貯蔵システムでは、主に鉛蓄電池が使われてきた。しかし、鉛蓄電池は、環境対応のほか、充電サイクル特性と太陽光発電の適性や、寿命に課題があった。

 Aquion Energy社の水性ハイブリッドイオンによる蓄電池は、こうした鉛蓄電池の課題を解消できるという。充電サイクルに関する劣化が少ない上、動作温度範囲が広く、メンテナンスが不要なため、設置場所の制約も少ないという。

 蓄電池の材料や部材は、重金属や有害物質を含まず、地球環境への負荷が少ないことから、「クレイドル・トゥ・クレイドル認証(Cradle to Cradle Certified:使用後の廃棄がなく、すべてリサイクル可能なことを示す認証)」を取得した、世界で初めての蓄電池としている。

記事元: 日経テクノロジー

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