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北電が世界最大規模の蓄電施設を公開-安平

2015年7月21日


公開された大規模蓄電施設

 北海道電力は15日、安平町の南早来変電所構内に建設している「レドックスフロー電池」と呼ばれる大型蓄電システムを公開した。蓄電容量は、世界最大規模の約6万キロワット時。12月の施設完成後、2018年度末まで実証試験を行う。

 レドックスフロー電池は、電解液が循環して充放電を行う。電気を蓄える電解液のタンクと、出力装置(セルスタック)を別々に管理できるため、タンクの大型化による大容量化が可能だ。

 経済産業省の「大型蓄電システム緊急実証実験事業」として、13年度に建設を開始。蓄電池は、住友電気工業(大阪市)製を採用した。

 蓄電容量は一般家庭1日当たりの消費電力(1世帯当たり12・1キロワット時換算)で、約5000世帯分に相当する。

 同事業は、気象条件などにより出力変動の大きな太陽光発電や風力発電に対し、発電のピーク時に蓄電して不足時に放電する「出力変動の緩和・制御」の可能性などを検証する。

 北電は、施設の稼働により太陽光発電で最大117万キロワット、風力発電で最大56万キロワットとしている送電網への接続可能量の拡大につながるとみている。

 施設の面積は約5000平方メートル。1階に高さ約7メートルの円柱形タンクと直流電流を交流電流に変換するパワーコンディショナー(PCS)、 2階にセルスタックと電池の熱を放出する熱交換器を整備している。すでに建物は出来上がり、電解液を貯蔵するタンクやPCS、セルスタックの搬入と設置、 配管作業が4割程度完了している。

記事元: 苫小牧民報

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