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太陽光発電量の予測サービス、三重県のHEMS実証で提供開始

2015年10月7日

 三菱電機グループの三菱電機インフォメーションシステムズ(以下、MDIS)は9月30日、三重県桑名市で太陽光発電の発電量予測サービスを提供すると発表した。経済産業省が実施する「大規模HEMS情報基盤整備事業」のなかで展開する。

「大規模HEMS情報基盤整備事業」での予測データ提供のイメージ
(出所:三菱電機インフォメーションシステムズ)

 具体的には、MDISが提供する太陽光の発電量予測データを、HEMSデータ利活用事業者であるSassor(サッソー)(東京都千代田区)を通じ一般家庭向けに提供する。「電力見える化・節電アドバイスサービス」の中で、10月1日から三重県桑名市、四日市市、愛知県春日井市を対象に情報提供を開始する。

 三重県桑名市では、KDDIなどを中心に「大規模HEMS情報基盤整備事業」が始まっている。経済性の高いEMS(エネルギー管理システム)を構築し、住宅エネルギー管理システム(HEMS)の普及を促すのが目的だ。

 太陽光発電は天候や時刻、季節によって発電量が変動するため、EMSの最適運用上の課題となっている。翌日の発電量を予測しサービス事業者に提供できれば、太陽光を利用する一般家庭への情報提供を通じ、電力利用の最適化をサポートできる。

 MDISは今回の実証事業を通し、予測精度やサービス事業者に対する利便性を向上させる。実証事業の終了後に、事業化を想定し、本格運用を検討するという。

 事業者向けのサービス形態としては以下を想定している。
 1つは、消費者への情報提供事業者に対し、翌日の太陽光の発電量予測を提供する。同事業者はこの予測に基づいた付加価値サービス(生活パターン指導など)を展開し、消費者の節電意識を向上させるとともに、売電量を増やして経済メリットを高める。

 もう1つは、太陽光の余剰電力を買い取る自治体・地域コミュニティに対して発電量予測を提供し、需給計画の策定や電力調達の最適化に活用してもらう。

 また、本格運用後の将来構想として、以下の利用形態を目指すという。
 第1は、太陽光を持つ発電事業者に対して発電量予測を提供し、同事業者は予測を基に発電計画を立て、太陽光を組み合わせた電力の安定供給を実現する。

 第2は、太陽光を自前で持つ自治体・地域コミュニティに提供し、予測を基に電力購入計画を立て、太陽光と併せた電力を安定利用、蓄電池との連携に活用してもらう。

記事元: 日経テクノロジーonline

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