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ソーラー機、世界一周に成功=1年4カ月かけアブダビ帰着

2016年7月29日


カイロの空港を離陸する「ソーラー・インパルス2」
=24日(EPA=時事)



 太陽光発電の動力だけで初の世界一周飛行に挑戦していたスイスの実験機「ソーラー・インパルス2」が26日午前4時(日本時間同日午前9時)すぎ、最終目的地のアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに到着した。総飛行距離4万2000キロ超、1年4カ月余りにおよぶ冒険の成功は、再生可能エネルギーの利用促進に向けた世界的なアピールとなる。





26日、アラブ首長国連邦のアブダビに到着
した「ソーラー・インパルス2」を降りる操縦士
のベルトラン・ピカール氏(右)と、出迎えるも
う一人の操縦士アンドレ・ボルシュベルク氏
(EPA=時事)

 AFP通信によると、アブダビの空港では関係者らが歓声と拍手で着陸を祝った。飛行機を降りた操縦士のベルトラン・ピカール氏(58)は「ソーラー・インパルスは航空機の歴史以上に、エネルギーの歴史に成果を残した」と述べ、クリーンエネルギー普及の重要性を訴えた。

 同機は1人乗りで、ともにスイス人のピカール氏とアンドレ・ボルシュベルク氏(63)の2人が交代で操縦。2015年3月にアブダビを出発し、東回りにインド、中国、米国、スペインなどで小刻みに離着陸を繰り返しながら飛行してきた。最終経由地のカイロを現地時間の今月24日に離陸し、アラビア半島上空を経由してアブダビに戻った。

 15年6月1日には南京から米ハワイに向かう途中、悪天候のため予定外で名古屋空港(愛知県豊山町)に着陸。破損した翼の修理などで約1カ月間の待機を余儀なくされた。

 名古屋からハワイ・オアフ島まで117時間52分をかけて太平洋を越え、ソーラー機による連続飛行の世界記録を樹立。太平洋横断中にバッテリーが故障し、約10カ月にわたりハワイに足止めされた。当初計画の5カ月間から、ほぼ1年遅れの「ゴール」となった。

記事元: 時事通信

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