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熊本で100年稼働した水力発電所、取水量を変えずに出力アップ

2016年11月4日

 JNCは2016年10月28日、同社が熊本県に保有する2カ所の水力発電所について、大規模改修工事を実施すると発表した。約80億円を投じ、設備更新によって発電量を増やす計画だ。

 JNCは液晶材料や有機EL材料の製造販売・研究開発を基幹事業とする一方、環境・エネルギー事業にも取り組んでいる。現在、九州地区に13カ所の流れ込み式水力発電所を保有しており、その合計出力は9万3700kW(キロワット)に相当する。この他、太陽光発電事業も展開している。

 今回、大規模改修を実施する発電所は熊本県上益城郡(かみましきぐん)山都町(やまとちょう)に位置する「内大臣川発電所」と「津留発電所」の2カ所。内大臣川発電所は完成から100年、津留発電所は97年を迎える発電所だ。今回の改修ではそれぞれの発電所について、認可取水量は変更せず、水車・発電機などを高効率な機器へ更新し、最大出力と年間発電量の向上を目指す(図1)。

図1 改修する発電所の位置 出典:JNC

 内大臣川発電所は改修で最大出力を600kW増となる7900kWにする計画だ。一方の都留発電所は400kW増の1万1100kWに増強する。それぞれ2020年6月、2021年3月に運転を再開する計画だ。予定通り改修が実施できれば、2つの発電所の合計で年間に2万7700世帯分の電力使用量に相当する発電量が見込める。

 JNCではこの他にも熊本県内に所有する水力発電所の改修を進めている。13カ所のうち、既に3カ所の更新を完了。この他に現在5カ所の発電所の更新を進めているところだ。

記事元: スマートジャパン

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