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再エネの新設容量、2016年に161GW増加し記録更新

2017年04月7日

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は3月30日、世界全体の再生可能エネルギーによる発電設備の容量が2016年に161GW増加し、再エネによる発電容量の新設がこれまでで最も高い伸びを示したと発表した。

 同機関が公開した調査報告書「再生可能エネルギー容量統計(Renewable Energy Capacity Statistics) 2017」のデータによるもの。昨年末までに世界全体で新設された再エネ設備容量は2006GWに達し、中でも太陽光が最も高い成長性を示した。

 IRENAのアドナン・アミン事務局長は、「エネルギー転換が世界中で着々と進行しており、再エネ電源の新設容量の増加が2016年も記録を更新した。この成長は、再エネがますます事業として成立しつつあることを強く示す。しかも、経済成長や雇用創出、人類の福祉や環境の改善といった社会経済的な利点がいくつもある」と述べている。

 今回IRENAが発表したデータによると、世界の再エネ容量は2016年に8.7%成長した。特に、太陽光は71GWと新設容量で記録を更新し、再エネの成長をけん引している。2013年以降で、太陽光が風力を上回ったのは、2016年が初めてという。風力の容量増加は51GWだった。

 風力と太陽光以外の再エネでは、水力が30GW、バイオマスが9GW、地熱が1GW弱、それぞれ容量が増加したという。

 地域別では、アジアの伸びが目立った。世界での地域別の新設容量をみると、アジアが58%を占めてトップ。累積容量は812GWとなり、世界全体の約41%を占めるという。また、再エネ容量の成長性でもアジアが年率13.1%と最も高い地域という。

 再生可能エネルギー容量統計2017は、今年初めてオフグリッドの再エネ容量に関するデータも収録した。具体的には、オフグリッドによる再エネ電力の容量は、2016年末に2800MW(2.8GW)に到達したという。

 オフグリッド電源のうち、約40%が太陽光発電、約10%が水力によるものだった。残りの大半は、バイオマスという。世界全体では、6000万世帯の3億人がオフグリッドの電力を使用し、その恩恵を受けているとしている。

記事元: 日経テクノロジーonline

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