最新情報

ペロブスカイト太陽電池の最新動向、東大や英弘精機が解説

2017年6月2日


セミナーの様子 (出所:日経BP)

 計測機器などを手掛ける英弘精機(東京都渋谷区)は5月30日、次世代の太陽電池として注目を集める、ペロブスカイト太陽電池に関するセミナーを開催した。

 ペロブスカイト太陽電池は、材料となる溶液を塗布することで容易に作製でき、製造コストを大幅に低減できる太陽電池として期待されている。研究開発における変換効率の向上は年率約3%と、他の太陽電池に比べて約10倍のペースで進歩しているという。

 変換効率が20%以上となる開発例が報告され、薄膜系の太陽電池としては、他の化合物系などに近づきつつあり、研究開発がさらに盛んになっている。

 現在の世界最高は22.1%で、韓国の研究機関が開発したものである。

 東京大学 先端科学技術研究センターの内田聡特任教授、別所毅隆特任講師による講演で、ペロブスカイト太陽電池のこれまでの研究の経緯や現状、今後の課題などが紹介された。

 材料の評価や製造プロセス、作製した太陽電池の電子移動プロセスなどの評価が重要な状況にある一方、市販の計測装置が存在しないことから、研究者は計測手法から開発している状況にある。

 英弘精機では、東京大学の協力を得ながら、ペロブスカイト太陽電池用の電子寿命拡散測定装置を開発している。既存の物性評価装置などによる材料の評価などと合わせて、開発を後押ししていくとしている。

記事元: 日経テクノロジーonline

▲ページトップ

Copyright © Vis Portal All Rights Reserved.