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コロナ、エコキュートに「太陽光モード」、余剰電力で沸き上げ

2017年6月26日

 コロナは、太陽光発電システムの余剰電力でお湯を沸かす機能を持つヒートポンプ給湯機「エコキュート」を京セラと共同開発し、今年8月に発売する。「コロナ エコキュート」の2017年モデルとして投入する。

システムの構成図 (出所:コロナ)

 コロナ製のヒートポンプ給湯機に、京セラの住宅用太陽光発電システム、HEMS(住宅エネルギー管理システム)「ナビフィッツ」を組み合わせる。HEMSからの指令を受け、ヒートポンプが応答性よく作動するなど、給湯機側も改良した。

 「エコキュート」は、深夜電力を使って沸き上げるのが普通だが、新モデルでは、「太陽光発電活用モード」を搭載する。

 HEMSのAI(人工知能)機能で蓄電システムやヒートポンプ給湯機を自動制御する。家電などで自家消費し切れなかった太陽光の電力を、電力系統に逆潮して売電するのではなく、ヒートポンプの稼働に使い、お湯として蓄える。

 具体的には、HEMSのAIが、翌日の天気予測や前日までの電力消費パターンから、翌日の太陽光発電による余剰電力の発生量を予測する。余剰電力がある場合、夜間に作動する沸き上げ運転の一部を、翌日の昼間にシフトするよう制御する。これにより、エコキュートの年間総消費電力の約20%を余剰電力で賄えるという。

 国内では、2019年に約120万kW分の住宅太陽光で、買取期間が終了する。こうした世帯では、太陽光の余剰電力を「売る」から「自家消費する」方向に変わっていくと見られる。こうした自家消費モデルでは、家庭用蓄電池の設置のほか、自発的に需要を制御する「デマンドサイドマネジメント」の手法が有望になる。

 今夏に発売する家庭用ヒートポンプ給湯機「コロナ エコキュート(2017 年モデル)」は、こうした固定価格買取制度(FIT)の後を睨んだ先進性が評価され、「平成 29 年度 デマンドサイドマネジメント表彰」(ヒートポンプ・蓄熱センター主催)を受賞した。

記事元: 日経テクノロジーonline

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